突発性難聴の治療法
更新 2024.01.14
いろいろな治療を試したいのですが、良くするためにどんな治療方があるか教えてもらえますか？
お薬の治療とそれ以外の治療があります。
お薬の治療は、ステロイド、アデホスコーワ、メチコバールです。ステロイドは取り込み方により、飲み薬、点滴、鼓膜への注射があります。後は、高圧酸素や鍼治療といった物理的な治療をすることが多いです。
私が書きました
森上鍼灸整骨院 院長 吉池 弘明
神経内科疾患の治療経験36年。医師とは異なる検査【医療用サーモグラフィ】を取り入れ、のべ25万人を検査、治療成果を上げる。自らを「サーモグラファー」と命名。神経内科疾患の鍼治療に欠かせない、自律神経・ストレス状態をデータから読み解き、患者様ひとりひとりに合わせた治療を行っている。はり・きゅうの日生まれ61歳。
突発性難聴を治すには治療法を知ることが大切！
お薬の治療は効果的なのですが、副作用に悩まれることが多いです。高圧酸素や鍼治療も物理的な刺激かかかるので不得意な方がいます。ただ、時間の経過とともに治らなくなるので先生と相談しながらできることは前倒しで治療をしましょう。
ほとんどの方は、お薬の治療から始まると思います。ステロイドを主体とした挑戦的な治療と、血流改善薬やビタミン剤の経過関節を主体とした治療になります。
血圧や血糖が上がる副作用があるので、高血圧や糖尿病のある患者様は入院することが多です。骨がもろくなることやうつ状態になることもあるので、あまり長期間にわたってできない治療です。
通院で治療をする場合は、ステロイドの錠剤を使うケースが多いです。カラダに取り込まれる時の血液濃度に差があるので点滴よりも効果が少ないと言われています。
直接、血液の中に入るので、錠剤よりも効果的だと言われています。高度の突発性難聴では、錠剤よりも点滴での治療がおすすめです。
直接、鼓膜の中にステロイドを注入します。高い音域が回復する可能性があります。鼓膜に孔が空いてしまうことが多いので、医療機関での手技が一定でない状況です。
お薬で効果がない時に始まることが多いです。比較的副作用がないので安心して行うことができます。
設備ない医療機関もあるため、転医が必要なことがあります。カプセルの中で気圧を上げていくので鼓膜を傷めるケースがあります。鼓膜が傷んでもすぐにでることができません。耳鼻科の先生の中でも意見が分かれる治療方です。
カラダが再生する力を利用して回復力を高める治療です。ノンレム睡眠時に働く成長ホルモンの作用を利用していると言われています。ステロイドホルモン（炎症を止める）作用と違い、再生力を高める作用があるので、ステロイドで効果が出ない突発性難聴でも回復することがあります。
患者様のオージオグラムに合わせて音響レベルを調整したモーツアルトのCDを、骨導ヘッドフォンで効く治療です。周波数に応じて振動が変わるので、内耳の血流を改善する効果も期待できます。
患者様のオージオグラムに合わせて音響レベルを調整したCDを使って音の聴き取りをする当院オリジナルの治療方です。CDの作製には２週間程度かかります。聴力が低下したレベルの振動を強くできるので、内耳を振動で刺激できます。鍼治療と併用することで聴力の回復が始まることが多いです。
他の鍼灸院には無い検査・治療が可能です。
ゆがみを検査する
免疫力の低下を引き起こすカラダの歪みを確認します。ゆがみが治るとコロナの後遺症が回復しやすくなります。
自律神経の状態を検査する
サーモグラフィで体表の温度を検査することで、カラダのストレス状態を検査できます。ストレスの治療をすることでカラダの自然治癒力が高まります。
脳への血流を検査する
日常生活で一番多い姿勢で自律神経への血流状態を調べます。突発性難聴を引き起こす患者様は、椎骨動脈の血流が低下していることが多いです。
検査結果に合わせてツボを刺激
検査の結果に合わせて、的確なツボを貼りで刺激していくので、より突発性難聴の回復が高まる鍼治療が可能です。
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