起立性調節障害の治療
更新 2022.08.25
中学生の息子が、起立性調節障害で学校を休みがちです。漢方などを処方されて飲み続けてはいますが、あまり変わらず頭痛やめまいがひどいようです。鍼治療で症状を緩和させることはできますか？
起立性調節障害は、鍼治療で完治することが多い疾患です。早めに鍼治療を始めましょう。
起立性調節障害は、自律神経の異常で血液循環の調節が上手くいかなくなる疾患です。ご両親から自律神経の敏感さを引き継いで起こります。怠けているように見えるのですが、とても辛いのでご両親の理解も大切です。鍼治療で良くなるので、早めに治療を始めましょう。
詳しくは、 起立性調節障害に鍼治療は効果があるか？ をご覧ください。
Ｔ様は、お母様から自律神経の敏感さを受け継いでいるようです。ただ、サーモグラフィーで確認すると、一般的な起立性調節障害とは違うようです。周りが理解してくれていないので、それがかなりのストレスになっているようです。鍼治療で治るので、しばらくは定期的に鍼治療を続けましょう。
スマホやゲームが原因だと思ってしかりつけたこともありました。それも悪化の原因だと説明してもらい反省しています。鍼での治療をはじめてしばらく経った頃、朝すっきりした顔でリビングまで降りてきたので驚きました。まだ、不安定なようですが、よろしくお願いします。
諦めなくて良かった
長野県 Ｋ.Ｋ.様
子供が中学2年生の半ば頃から自分で朝起きられなくなりました。その後起立性調節障害だと分かったのですが、薬の服用を続けてもだるさやめまいの改善にはならなかったので、知人が森上さんを紹介してくれました。4回鍼治療をした段階では体調の変化は見られませんでしたが、5回目の治療後はめまいが治まったようで、朝起きることができました。体も楽になったみたいで久しぶりに学校へ行くことができました。しかし、無理をすると次の日具合が悪くなるようなのでまだ様子見ですが、それでも諦めずに治療を続けて良かったと思っております。これから受験もあるので、まだお世話になりますが宜しくお願い致します。
自律神経は安定を好むので、規則正しいリズムを身に着けると安定します。調子の悪い日でも、同じ時間に目を覚ますことが大切です。辛いときは、背もたれを使ってベットで座っているだけでも効果的です。ちゃんとした病気なので、学校へ連絡して理解してもらう体制をとることも良くするコツです。
治るので心配ないです。
院長 吉池 弘明
倦怠感や頭痛の症状
長野県 Ｙ.Ａ.様
親戚にコロナ感染者が出て、娘が濃厚接触者となりました。その間自宅でしばらく過ごしていたのですが、日中はずっと寝ていて、夕方から夜にかけてようやく動くといった感じでした。始めのうちは学校に行かなくなったからただ怠け癖がついたのかと思っていましたが、どうも様子がおかしく、のちに起立性調節障害だということが判明しました。病気が分かるまで、もっとしっかりしなさいとか、甘えているなどと強い言葉を言ってしまったので、娘には本当に申し訳ないことをしました。頭痛や倦怠感が強いようなので、何とかして治していただきたいです。
起立性調整障害は、すくに治るタイプと治らないタイプがあります。周囲の理解が足りずに、叱責やストレスで孤立感が出てしまうと治らなくなることがあります。進学や就職にも影響が出るので、しっかり治療をしていきましょう。
みんなで治す気持ちが大切です。
院長 吉池 弘明
少しずつですが学校に行けるように
新潟県 Ｈ.Ｓ.様
全快にはまだまだですが、以前と比べたら体調の良い日が増えて、大体週1回くらいのペースで学校に行けるようになりました。本人曰く、ふらつきや頭痛がだいぶマシになったようです。このままの良い状態を保って、完全に良くなってくれると良いなと願っております。
始めの頃に、不登校の対応に進んでしまったので治療が遅れてしまいました。リハビリ的な要素が多いので、徐々にならして行きましょう。スマホは18時以降は見ないようにしましょう。夕方、お母さんとスーパーに買い物に行くことで、徐々に良くなったお子様もいます。
家族でのお出かけも効果的です。
院長 吉池 弘明
起立性調節障害は、自律神経の異常で血流の調整ができなくなる疾患です。鍼治療は、自律神経の調整をして体を治す治療法なので、効果的に治療ができます。お子様の成長期にあまり強いお薬を飲ませたくないご両親からよく相談される疾患です。
POINT
治療前
治療後
治療前
治療後
夕方以降はゲームやスマホは控え、水分や塩分を多くとるようにしましょう。具合が悪くても同じ時間に目を覚ますようにしましょう。また、日中は心臓よりも上に頭を保ちましょう。
DON’T
自律神経の異常でめまいや頭痛、体がだるくなります。周囲からみて異常がわからないので、両親や学校の先生から辛く対応され、精神的なストレスが大きくなるとさらに悪化することがあります。不登校の70％が、起立性調節症が原因となっていると言われています。
小児科に通院します。状況によっては心療内科に通院するケースもあります。成長期に副作用が強いお薬を飲み続けることに心配されて、鍼灸院へ通院される方も多いです。
そのままの状態でいても、概ね２年程度で治ると言われています。ただその２年の間の生活で、将来が大きく変わってしまうことが多いので、治療をされることをおすすめしています。鍼治療の場合は10か月程度で完治することが多いです。
症状に合わせて、１週間に２～３回の治療をします。治療に通院することを苦痛に感じてしまうほど、治りにくくなるので注意が必要です。治療に行くのもリハビリと考え、ゆったりと時間を作って鍼治療をするほど、治療の効果が高まります。
起立性調節障害は、自律神経の異常で起こります。自律神経は安定を好むので、異常な状態が続くとそれを正常として記憶してしまいます。できるだけ早く治療を始めるようにしましょう。正常に戻すことができれば、正しいリズムを記憶してその後の安定が続くのも自律神経の特徴です。
起立性調節障害は周囲の理解が足りないため、なまけていると思われたり、スマホの使いすぎが原因だと思われたりします。そうしたストレスが精神的に負担がかかるので、性格が変わってしまうことが多くあります。鍼治療で良くできるので、早めに治療を始めましょう。
起立性調節障害の発症からの時期を選んで、技能がある鍼灸師が施術をすれば治療効果が上がります。ただ鍼灸師は職人なので、鍼灸師の技能や知識にかなりのばらつきがあるのが現状です。起立性調節障害の治療には、分院が多い鍼灸院よりも開業歴の長い鍼灸院が良いと思います。また、サーモグラフィーやエコーのような検査器機の設備がある鍼灸院がおすすめです。
自律神経の治療、頭痛の治療、体の側弯の治療を行います。自律神経の治療は手足に、頭痛の治療は頭に、側弯の治療は、足先から首までのインナーマッスルの異常部分に鍼治療をします。詳しい場所はサーモグラフィーとエコーで観察した部分のツボを選んで治療をします。
1週間に2～3回程度で治療をします。
14回の治療後に検査をして治療回数を決めていきます。
自律神経のバランス状態、姿勢筋の緊張状態を調べます。
初診時に7,000円程度の検査費用がかかります。
検査結果に合わせて、 起立性調節障害の鍼治療 ・ 頭痛の鍼治療 ・ 側弯を治す鍼治療 を組み合わせて行います。
※事前に治療見積もりを作成しますので、予算に合わせて治療範囲を決めることも可能です。
| 起立性調節障害の治療費 | |
| 初診料 | 660円 |
| 治療費 | 6,600円 |
| スーパーライザー | 1部位330円 |
自律神経を調整して血液循環を改善する鍼治療です。
※別途、1本26円の鍼材料費がかかります。
● 治療範囲
初診料 660円
治療費 4,400円
血流異常が原因の頭痛を治す鍼治療です。
※別途、1本26円の鍼材料費がかかります。
治療範囲
● 1～5か所は1か所につき660円
● 6か所からは1か所につき330円
側弯が原因の椎骨動脈の血流異常を改善する鍼治療です。
※1～5か所については保険が適用できるケースがあります。
※別途、1本26円の鍼材料費がかかります。
森上鍼灸整骨院 院長
薬に頼らない治療で、「一番患者様の役に立つ人間になる」をモットーに、西洋医学の代替医療として鍼灸治療に取り組んでいる。 日本で始めて医療用のサーモグラフィーを鍼灸の臨床に取り入れ、自律神経の鍼治療に特化することで、難病や難治性の疾患の鍼治療で成果をあげる。運動器疾患については、膝サポーターや腰痛ベルトを組み合わせて使うことでカラダの運動機能を高める独自のメソッドを開発、日本最大級の通販サイト「コルセットミュージアム」を運営。はり・きゅうの日生まれの59才
自律神経の機能を成熟させる循環障害の鍼治療です。
起立性調整障害の検査と鍼治療
起立性調節障害の症状の始まりは、ごく軽微な自律神経障害なのですが、周囲の対応がストレスとなって悪化していくことが多い疾患です。ストレスの改善も含めて鍼治療で良くなるので、不登校になる前に早めに鍼治療を始めましょう。起立性調整障害でお困りのことがありましたら 無料相談 をご利用ください。
モアレトポグラフィー
インナーマッスルの左右のバランスを調べます。
サーモグラフィー
自律神経のバランスを崩している場所を調べます。
エコー
脳への血流の状態を調べます。
