聴覚補充現象は、鍼灸治療で治りますか？

■ 聴覚補充現象の鍼治療

内耳の血流を良くする鍼治療と自律神経を安定させる鍼治療をします。聴力の異常を脳が恐怖に感じるほど聴覚補充現象が強くなるので原因疾患の治療とストレスを改善する治療に取り組んでいます。

■ 聴覚補充現象の音楽療法

オージオグラムのデーターを参考に音楽CDのレベルを調整した音源を骨導ヘッドフォンで聴く治療です。鍼治療と併用することで効果的に聴覚補充現象を治すことができます。

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  毎日つらかったです

  東京都 U.S.様

  音の響きと音割れがどんどんひどくなる一方で、辛い思いをしていました。 ネットでみつけて森上さんへ通院してからは、少しマシになっています 。毎日通うのはちょっと大変になってきたので、少し治療をお休みしてもいいですか？

  音の響きが音階によって違うことと、音の大きさが左右で違うことで脳が疲れてしまいます。聴覚補充現象は、西洋医学的に治療方が確立されていないのですが、鍼治療が効果的です。 治療には効果が上がる時期がある ので、先延ばししないほうがいいです。できるだけ時間をとって、前倒しで治療を計画しましょう。

  早めに治しましょう！

  鍼灸師 相良 明範

  

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  音の響きが改善！

  滋賀県 T.A.様

  現在も通院中です。耳のためにできることは生活習慣の見直しと、ストレスをかけすぎない生活が大切だと先生に教えられてからは、趣味に没頭するようにしました。 以前と比べて症状はだいぶ改善されています 。本当にありがとうございます。治して仕事にも復帰できるよう頑張ります。

  音は耳と脳で聞いているので、耳だけでなく脳の状態も大切です！ それが分からずに脳も壊してしまう患者様が多いのが残念です。T様のお耳の状態は順調に良くなっているので、もうしばらくでお仕事にも復帰できると思います。

  音割れも良くなります。

  鍼灸師 相良 明範

  

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  音割れが苦痛…

  長野県 F.S.様

  鍼で音の響きや音割れが治った人もいるみたいですが、 なかなか忙しく毎日通うことは難しそうです 。

  F様は昼も夜もお仕事をお持ちなので、それがストレスになったようです。 お仕事も大切ですが、お身体も大切なので時間をとって治療をするようにしましょう 。難聴が原因の音割れは時間が経過するごとに治りが悪くなる傾向があります。治療の時間を作ることが自分で積極的に症状を改善できる方法です。

  体を休めましょう！

  鍼灸師 相良 明範

  

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  本当に大変でした

  新潟県 M.M.様

  今まで気にならなかった音が響いて不快に感じていましたが、 何度か通ううちに音が響いて苦痛に感じることが少なくなりました 。ただ、すぐに治ったわけではないので、同じように悩んでいる方は頻繁に通ったほうがいいと思います。

  良くできたので良かったです。M様は治療が早かったので聴力も戻っています。聴覚補充現象は、耳の血流が低下して聴力が下がることが原因なので、 定期的な治療は続けるようにしましょう 。

  もう大丈夫だと思います。

  鍼灸師 相良 明範

  

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  驚きました

  長野県 R.T.様

  鍼灸の名医だと聞いてきました。仕事が忙しくなり始めた頃から耳がおかしくなってきて、 まさかストレスも原因に入るとは思っていなかったので驚きました 。鍼の効果を信じているのでしっかりと治療していただきたいと思っています。

  聴覚補充現象の患者様は、ふくらはぎの血流が低下していることが多いです。 ふくらはぎの血流低下は脳血管障害の前駆症状としてでることも多いです 。ストレスが原因なので、しっかり治療をしましょう。この頃は、体温も上がり血圧も安定しています。聴力も低音が回復しているので良い感じだと思います。

  恐縮です！

  鍼灸師 相良 明範

  

私たちは、耳鼻咽喉科の先生とは違った角度から検査をします。 聴覚補充現象になった原因を全身の症状から調べます。原因を調べて治療をすることで聴覚補充現象の治療をすることだけでなく、将来、起こる可能性のある病気も未然に防ぐことができます。

モアレトポグラフィー

背骨のゆがみ状態を確認します。聴覚補充現象の患者様は、頭の位置が重心線上にないので、耳に血液を運ぶ椎骨動脈を圧迫したり、耳の血流を調整する星状神経節に負担がかかったり、頭を支えるため体の筋肉が緊張して脊髄圧が上がったりします。

サーモグラフィー

手足の筋肉の発熱状態や、自律神経のバランス状態、腎臓のデルマトーム上の温度を確認します。聴覚補充現象の患者様は、ふくらはぎの温度が低下したり、腎臓のデルマトーム上に温度が低下します。第二の心臓と言われるふくらはぎの筋肉ポンプが働かないことや腎臓回りが低温になることで、利尿作用が低下したり、リンパの流れが滞ったりします。

オージオグラム

一般的に病院で行われる聴力の検査をします。聴覚補充現象の場合、低音の聴力が落ちます。通常は片耳と言われますが、両耳が落ちることも多くあります。

聴覚補充現象を治す

耳の聞こえ方

音は空気の振動で、耳の奥にある蝸牛で電気信号に変えて脳に送られます。

蝸牛の構造

蝸牛の中には、音を感じる有毛細胞があって、外有毛細胞と内有毛細胞が、ピアノの鍵盤のように規則正しく並んでいます。

外有毛細胞と内有毛細胞

3列の有毛細胞は外有毛細胞で、音の大きさや小ささ、質感を調整します。1列の有毛細胞は内有毛細胞で、単純に音を感じ取ります。

外有毛細胞の毛が部分的に抜けてしまうと音がゆがんで聞こえる、大きく響く等の聴覚補充現象が起こります。外有毛細胞は、高音3列、中音4列、低音5列あります。高音の質感を調整する外有毛細胞が少ないので聴覚補充現象は高い音に出やすくなります。

原因を治療する

聴覚補充現象は、内耳の細胞障害によって起こるといわれています。そして、聴覚補充現象を早期に回復させるには、内耳を刺激し、免疫力と血流の改善をしなければなりません。鍼によって内耳の血流を改善させ、いち早く聴覚補充現象の症状を改善します。

聴力のバランスを取る

オージオグラムの測定結果をもとにバイオリン音楽を加工します。左右の聴力に合わせた音楽を作ります。制作した音楽を骨導ヘッドフォンで聴きながら鍼灸治療を受けることで、音の大きさを脳が修正するようになります。過敏な音に脳がモニタリングすることがなくなると、徐々に聴覚補充現象が改善します。

耳の免疫力を上げる

鍼治療 をすることで血流が改善して内耳の免疫力を上げることができます。治療後、ノンレム睡眠時に成長ホルモンが出だすと鍼の治療痕を修復するように耳周囲の治癒力が上がります。内耳の免疫力や治癒力を上げるのに効果的な方法です。ステロイドのように強力な副作用がないので、状況に応じて1日数回でも治療ができます。

ストレスや疲れがあると顔や耳の血流が低下します。免疫力も低下するため聴覚補充現象が発症しやすくなります。鍼治療をすることで顔や耳の血流を改善させて免疫力を上げることができます。

内耳の血流を改善する

背骨に側弯があると、内耳や小脳の血流が悪化します。ふくらはぎの血流が悪化すると梗塞を起こしやすくないります。特に、就寝時の血流を悪化させるので、夜間、内耳の栄養状態が悪化します。側弯やふくらはぎの血流を治すことで内耳の血流が改善します。

鍼治療をすると、筋肉の緊張が取れて自然に重心がそろいます。筋肉の緊張がとれるので体の末梢まで血流がよくなります。

ふくらはぎが動かなくなると血栓ができやすくなります。鍼治療をすることで血栓ができない体質を作ります。

自律神経のバランスを整える

スーパーライザーを使って首の前にある星状神経を治療します。星状神経は首から上の血流を調整する神経です。星状神経にストレスがかかると内耳や顔の温度が低下します。
内耳の血管の緊張が取れて血液循環やリンパの流れが改善します。

ペインクリニックの先生は星状神経に麻酔をかけますが、私たちは、より安全な方法でスーパーライザーを使います。状況に応じて1日に数回治療することも可能です。

身体を治療する

身体を治療することで、側弯や血流の異常を改善します。ふくらはぎの運動能力を上げて筋肉ポンプの能力を取り戻します。インナーマッスルを治療することで側彎を治して内耳に血液を運ぶ血管の血流を改善します。自律神経のバランスを整えることで首から上の血管の痙攣を無くします。

内リンパは脳脊髄空のリンパに流れ込みます。
筋肉が柔らかくなるので、息む動作でも脳脊髄圧の上昇がおさえられ内リンパの逆流を防ぎます。

治療回数について

聴覚補充現象がつらい時は、毎日の治療をおすすめします。
毎日の治療ができない場合、患者様の通院できる範囲内で治療を計画します。
集中的に1日数回、鍼治療をすることも効果的な方法です。
1か月ごとに検査をして、その後の治療計画を立てます。

費用について

聴覚補充現象の治療 と、聴覚補充現象が悪化する原因となった 頚椎の側彎・ストレス・ふくらはぎの血流の治療 をします。治療が必要な箇所については オージオグラム ・ モアレトポグラフィー ・ サーモグラフィー で検査のうえご提案します。

治療費は、聴覚補充現象の治療費（3,240円）＋頚椎の側彎・ストレス・ふくらはぎの血流の治療費となります。
初診時に、5,940円の検査費用（モアレ1＋サーモ3＋オージオグラム）と560円の初診料がかかります。
※頚椎の側彎・ストレス・ふくらはぎの血流の治療は条件がそろえば5部位までは保険の対象になります。
※保険を適用できない場合、5部位までは1部位600円、以降、1部位300円となります。
※別途、1本20円前後の鍼材料費がかかります。
※事前に治療見積もりを作成しますので、予算に合わせて治療範囲を決めることも可能です。
※土曜・日曜・祭日・平日午後は、初診時の検査料・自由診療が、1.5倍となります。

聴覚補充現象の治療費

頚椎の側彎・ストレス・ふくらはぎの血流の治療

対症療法（鍼灸院の療養費）と、原因療法（鍼灸院の療養費＋整骨院の療養費＋自費での治療21部位）の治療例