原因を治療する
大腿四頭筋と膝蓋骨を安定させることで、膝蓋軟骨軟化症部分に負担がかからなくなります。膝サポーターは必ず両膝につけてください。膝の使用状況に応じて膝サポーターを使い分けると、膝関節の安静と運動のバランスがとれて膝蓋軟骨軟化症の回復が早くなります。膝サポーターの下に補強テープを貼ると膝が安定して膝蓋軟骨軟化症部分に負担がかからなくなるのでさらに効果的です。補強テープは膝サポーターの補強ベルトに合わせて貼ります。強度は貼る枚数で調整します。
※動画は、 前十字靭帯と後十字靭帯を断裂 した左膝の不安定改善例です。
動画:補強テープと膝サポーター
状況に合わせて使う
歩くことが多い時
膝蓋軟骨軟化症の治療には後十字靭帯損傷用の膝サポーターを流用すると効果が上がります。膝蓋骨の軌道を整えて軟骨面に負担がかからなくします。膝がぶれずに運動をすると軟骨に栄養を与える膝の油が循環して軟骨の回復を早めます。膝サポーターは両膝につけます。
歩くことが少ない時
上下幅の広い膝サポーターは、長時間使用する場合はストレスになります。膝にかかる負担が少ない時は装備の軽い膝サポーターを使うことでストレスなく膝蓋軟骨のすり減りを予防できます。サポーターは両膝に使います。
膝の安静を保てる時
質の良い保温用のサポーターです。膝関節は体の中でも温度が低い部分で、負傷すると治りにくい関節です。膝を保温することで血液循環を改善して 膝蓋軟骨軟化症が治りやすい環境を作ります。 サポーターは両膝に使います。
シップ薬とリハビリ
新テイジェルIDは、ヒンジ付きの膝サポーターと相性の良い消炎鎮痛剤です。サポーター装着前に、膝に塗擦すると効果的です。スリーファはオウバク、サンシン、アルニカの3種の生薬を配合したファシリエイドサポーターと相性の良い消炎鎮痛剤です。患部に貼って膝サポーターを装着すると生薬成分がゆっくりしみこみます。薬用オンセンスを使って半身浴をすることで、膝の血流が改善します。湯船の中で、ゆっくり膝の曲げ伸ばしをしてください。
膝サポーターの効果
膝蓋軟骨は比較的厚い軟骨なので、膝サポーターで膝蓋骨の軌道を整えると擦り減りを止めることができます。痛みのない範囲で動くことで膝の油が循環すると軟骨の栄養状態が改善して膝蓋軟骨軟化症を治すことができます。膝サポーターの選び方でわからない時はご相談ください。
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