オスグッド・シュラッター病は、膝サポーターで治りますか？

オスグッド・シュラッター病

膝を伸ばす筋腱の接合部の炎症です。筋腱が骨から剥がれるようになると痛みがでます。

原因

体が硬いことが原因の一つに挙げられていますが、ほとんどのケースで股関節の運動域の左右差が原因です。片足に荷重することが多くなるので、大腿四頭筋に負担がかかります。成長期は骨端よりも筋腱が強いので剥がれて炎症を起こします。

症状

運動時の脛骨粗面の痛みです。痛みを我慢して運動を続けたり、痛み止めを使って動くと化骨が形成されてコブの様に膝が出っ張ります。女性の場合、痛みよりも成人になってからの美容面で問題になることが多く有ります。

治療

保存療法

安静（骨折なので）が必要と言われています。専用サポーターもありますが実際は役不足で、四頭筋付着部を補強する膝サポーターが必要です。鍼治療で大腿四頭筋を柔らかくすることや、背骨の側彎を治すことが効果が有ります。

手術療法

脛骨粗面をドリルで数か所穴をあけます。その他、骨片を除去する等の手術をすることが稀にあります。

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膝サポーターを使った治療

オーバーユースや運動軸のずれがある場合は、膝サポーターで膝を保護します。 両膝に膝サポーターを使うことがオスグッド・シュラッター病を治すコツです。 左右の重心バランスと脚の運動連鎖が整ってオスグッド・シュラッター病が起こらなくなります。通院ができない患者様には通販でご購入いただけます。

ジャンプ・着地が多い時

オスグッド・シュラッター病を脛骨粗面のでっぱりを残さずに治すには、大腿四頭筋を補強する膝サポーターを使います。膝蓋靭帯を含めてしっかり固定ができるので、骨端炎を起こした部分の安静を保てます。ジャンプ・着地だけでなく、ランニングで悪化する痛みにも有効です。

ジャンプ・着地が少ない時

脛骨粗面のでっぱりが無い場合は、オスグッド・シュラッター病の予防ベルトを使います。動きやすくできているので、動きながら痛みをコントロールできます。サポーターは両膝に使います。

膝の安静を保てる時

ファシリエイドは質の良い保温用のサポーターです。保温することで膝本来の回復力を高めます。ラインアップサポーターは、編み方を変えることで圧迫力を違えた膝サポーターです。オスグッド・シュラッター病で負担がかかる大腿四頭筋のサポートをすることで膝の回復力を高めます。

シップ薬とリハビリ

新テイジェルＩＤは、ヒンジ付きの膝サポーターと相性の良い消炎鎮痛剤です。サポーター装着前に、膝に塗擦すると効果的です。スリーファはオウバク、サンシン、アルニカの３種の生薬を配合したファシリエイドサポーターやラインアップサポーターと相性の良い消炎鎮痛剤です。患部に貼って膝サポーターを装着すると生薬成分がゆっくりしみこみます。薬用オンセンスを使って半身浴をすることで、膝の血流が改善します。湯船の中で、ゆっくり膝の曲げ伸ばしをしてください。

膝サポーターの効果

オスグッド・シュラッター病は骨端炎の一つなので、膝サポーターを効果的に使えば変形を残さずに治すことができます。この頃は、痛みだけ取れればいいといった感じではなくなっています。特に女性の場合は、しっかりした膝サポーターを使って美容面からも形状を変形させないで治したいという要望が多くあります。膝サポーターは副作用が無く原因疾患も治せる優れた方法です。膝サポーターの選び方でわからない時はご相談ください。

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  長野県　A.K.様

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  鍼灸師・柔道整復師 吉池 加奈