膝蓋骨脱臼は、鍼灸治療で治りますか？

■ 膝蓋骨脱臼の原因

膝蓋骨脱臼は、膝だけの症状に思われますが、股関節と足関節が原因です。足関節が柔らかくて股関節が硬いほど膝の脱臼が起こりやすくなります。両足、両膝、両股関節を含めて治療をするようにしましょう！サポーターと鍼治療を組み合わすことで脱臼を防ぐことができます。

• 

  • 
  • 
  • 
  • 
  • 

  膝の調子がいいです

  長野市Ｔ・Ｓ様

  小学校の時、階段から飛び降りてから謎の膝痛がつづいていました。この頃、膝蓋骨脱臼をいう言葉をしり治療を鍼治療をしています。おかげ様でとても調子が良いです。自分は調子がよかったので友達にも鍼治療を進めています。

  ありがとうございます。Ｓ様は小学生のころの亜脱臼が原因で習慣性に脱臼していたようです。エコーでお見せしたように靭帯はしっかりしているので、股関節を柔らかくしましょう！内またになると膝に異常な力がかかって脱臼します。

  院長がお答えします。

  院長　吉池 弘明

  

• 

  • 
  • 
  • 
  • 
  • 

  手術をしなくて正解でした

  山ノ内町　K・M様

  中学のバドミントンで膝をいためてから、付き合いが長い脱臼膝です。一時は手術も考えたのですが、たぶん両膝の手術になるので、鍼治療をしています。私の場合は足首が柔らかくて内またになってしまうようなので、少し長めの膝サポーターを使っています。この頃、外して見たのですが調子がいい見たいです。

  Ｍ様は靭帯が緩いのでサポーターで脱臼しない動きを覚えるのが良いと思いっます。膝の内側に靭帯を補強する手術をすると趣味のスキーはできなくなるので、しばらくはこの治療で経過を見ましょう。

  院長がお答えします。

  院長　吉池 弘明

  

• 

  • 
  • 
  • 
  • 
  • 

  手術で取れなかった痛みが・・・！

  長野市　Ｗ・Ｔ様

  MPFL再建術から６か月たっても膝の痛みが取れないので、鍼治療に来ています。この頃やっと膝の痛みが取れてきました。手術ごから膝がゴキギキ音がしていたのもいい感じです。ありがとうございました。サーモグラフィーで見て納得できました。

  良くなって良かったです。整形の先生は膝の完璧な手術をされますが、膝の脱臼は足首の関節や股関節も影響します。せっかく膝の靭帯を補強しても股関節や足関節が原因で膝の痛みが取れないこともあります。Ｔ様はサーモグラフィー画像で説明したように、逆の脚の負担が原因で膝が悪化しているようです。必ずよくなるのでもうしばらく無理をしないようにしてください。

  院長がお答えします。

  院長　吉池 弘明

  

• 

  • 
  • 
  • 
  • 
  • 

  父の勧めで

  中野市　M・M様

  中学生の時に靭帯の向きを変える手術をしました。この頃、膝が崩れるので父親のすすめで鍼治療をしています。だいぶ調子が良いです。膝のキズがいやだったので、手術をする前に、鍼治療をした方がいいと思いました。これからもお願いします。

  逆の膝は手術をしなくても調子を良くできると思うので安心してください。Ｙ様の膝蓋骨脱臼は内またにならないようにするだけで防げます。股関節の靭帯を緩めれば自然な膝の動きを取り戻せると思います。しばらくは運動の時に後十字靭帯用の膝サポーターをお使いください。

  院長がお答えします。

  院長　吉池 弘明

  

• 

  • 
  • 
  • 
  • 
  • 

  発症前と遜色ないです

  小布施町　T・S様

  登山の降りで膝が壊れてから鍼治療をしています。当初は手術も考えていたのですが、両膝必要といわれて断念しました。脱臼は手術や膝サポーターだと考えていたのですが、鍼治療で治るとはびっくりです。完全ではないですが、調子を取り戻しました。ありがとうございます。

  股関節を治療することで膝の脱臼が防げるのはあまり知られていません。膝蓋骨を動かす筋肉は股関節も動かすので股関節の動きが変わるだけで膝蓋骨脱臼がおこらなくなります。Ｗさまは太ももの筋肉も細くなっているので筋肉がしっかりするともっと調子が良くなると思います。

  院長がお答えします。

  院長　吉池 弘明

  

私たちは、整形外科の先生とは違った角度から検査をします。 膝蓋骨脱臼の原因を全身症状から調べます。自律神経や左右の脚力の違いが原因の場合もあるので、早めに原因を探しましょう。原因を調べて治療をすることで、健康な膝を取り戻すことができます。

モアレトポグラフィー

どちらの脚に負担がかかっているか調べます。膝蓋骨脱臼の患者様は、膝蓋骨脱臼側に重心をかけていることが多いので、重心異常の原因を調べて治療します。

サーモグラフィー

体の異常は温度分布に現れます。筋力の低下や関節炎を事前に調べて治療することで、膝蓋骨脱臼をもとから治すことができます。

エコー

エコーを使って左右の筋繊維の太さの違いを調べます。何らかの原因で筋繊維が細くなると、関節の異常運動や代謝異常がでるので、細くなった筋肉を治療します。

原因を治療する

膝蓋骨脱臼は、左右の筋肉が上手に使えていないことで起こります。膝蓋骨脱臼を癖にしないためには、脚力や代謝異常を治療することで、健康な膝に戻すことができます。

膝を治療する

鍼で膝周辺の筋肉に刺激をあたえると、 徐々に左右の筋肉バランスが整っていきます。 体の重心バランスが整い、左右の筋肉バランスも整うと脱臼しにくくなります。合わせて、モアレ、サーモ、エコー検査で異常がでている範囲を治療することで膝の健康を取り戻します。

体の機能を整える

背骨に側弯があると、片側の脚に負担がかかるため軟骨を痛めたり、代謝が悪化したりします。重心バランスを整えることで健康な膝の関節を取り戻します。

鍼治療をすると、姿勢筋の緊張が取れて自然に重心がそろいます。両膝に均等に負担がかかるので、膝蓋骨脱臼を防ぎます。

代謝の低い場所を探して、治療することで膝の正常な運動機能が戻ります。膝蓋骨脱臼の脱臼が起こりにくくなります。

動画：補強テープと膝サポーター

運動時の脱臼を防ぐ

頻繁に膝蓋骨の外側脱臼が起こる時は、後十字靭帯損傷の膝サポーターを流用します。必要によりサポーターの下に補強テープを貼ると、ジャンプ、着地、ピボットターンの不安が無くなります。補強テープは膝サポーターの補強ベルトと同じ走行で貼ります。健側の膝には、脱臼の不安を無くす膝サポーターや脱臼を予防する膝サポーターを使います。膝サポーターは両側に使います。

脱臼の不安を無くす

脱臼の不安を忘れる程度まで回復した時に使います。ニーインを防止することで膝蓋骨外側脱臼を起こす習慣動作を改善します。サポーターは両膝に使います。

脱臼を予防する

膝蓋骨外側脱臼の予防や、健側の膝の保護につかいます。膝の外側にパットが入っていてお皿が外に動くのを押さえます。上下幅が狭く動きやすくできています。サポーターは両膝に使います。

治癒力を上げる

質の良い保温用のサポーターです。膝関節は体の中でも温度が低い部分で、負傷すると治りにくい関節です。膝を保温することで血液循環を改善して 治りやすい環境を作ります。 サポーターは両膝に使います。

膝サポーターの効果

大腿四頭筋と膝蓋骨を補強することで、膝蓋骨脱臼を防ぐとともに脱臼しない動きが身に付きます。副作用が無く原因疾患も治せる優れた方法です。膝サポーターの選び方でわからない時はご相談ください。

治療回数について

膝の炎症が引き始めるまでは、毎日の治療が必要です。
膝の炎症が引いた後は1週間に2～3回程度で治療をします。
14回の治療後に検査をして治療回数を決めていきます。

検査料

重心バランスや筋繊維の左右差を調べます。
初診時に3,850円～8,250円程度の検査費用がかかります。

鍼治療の費用

検査結果に合わせて、 反復性膝蓋骨脱臼の鍼治療 ・ 運動連鎖を整える鍼治療 を組み合わせて行います。
※事前に治療見積もりを作成しますので、予算に合わせて治療範囲を決めることも可能です。

反復性膝蓋骨脱臼の鍼治療

膝蓋骨の軌道を整える鍼治療です。
※1～5か所については保険が適用できるケースがあります。
※正座のための運動療法には330円の費用がかかります。
※別途、1本26円の鍼材料費がかかります。

運動連鎖を整える治療費